2011年1月15日土曜日

映画「海炭市叙景」


HPを見てみると「海炭市叙景」
映画化の目的・意義にこう書いてあります。

・函館生まれの作家による、
函館をモデルにした小説を、
函館ロケで映画にする。

・今の函館の町並みを映像として記録し、
後世への記憶に残す。

・市民参加の映画づくり。
映画づくりという大きな目標を
掲げた自主的活動が、
町に活力をもたらし、
文化活動の新しい形を生み出してゆく。

こうやって見てみると自治体が主導で
町おこしのために作った映画ですね。
去年、日経新聞に記事が出ていたのが、
気になっていたので、見に行きました。
  
  
ストーリー:北国の小さな町・海炭市の冬。
造船所では大規模なリストラが行われ、
職を失った颯太(竹原ピストル)は、
妹の帆波(谷村美月)と二人で初日の出を見るため
山に登ることに……。
一方、家業のガス屋を継いだ晴夫(加瀬亮)は、
事業がうまくいかず日々いら立ちを募らせていた。
そんな中、彼は息子の顔に殴られたようなアザを発見する。
 
逆風の環境の中、暮らしていく人々を
ゆったりとしたリズムで描いている映画ですね
インパクトのある場面やエピソードはないものの
どこか心に残る映画でした。
函館の街も観光都市としてではなく、
生きていく街として魅力的に
見えました。