2010年12月16日木曜日

映画「ノルウェイの森」


先週末に公開されたので、早速行って来ました。
ハーバーランドで見たのですが、
思いのほか人が少なくてびっくりしました。

ストーリー:
ワタナベ(松山ケンイチ)は唯一の親友であるキズキ(高良健吾)を
自殺で失い、知り合いの誰もいない東京で大学生活を始める。
そんなある日、キズキの恋人だった直子(菊地凛子)と再会。
二人は頻繁に会うようになるが、
心を病んだ直子は京都の病院に入院してしまう。
そして、ワタナベは大学で出会った緑(水原希子)にも惹(ひ)かれていき……。

原作をどのようにとらえていたかで
好き嫌いは分かれると思います。
僕の印象としては
「ちょっとつかみどころのない映画になったなぁ。」
と言った所です。
(もともとそういった趣もある小説ですが…。)

高原での長回しの映像の美しさは、
さすがの一言ですが、
それ以外はあまり魅力を感じませんでした。

音楽も通常なら感情に寄り添って、
分かりやすくする所をあえて不安定な心情を
表す様な浮遊感のある演奏を挿入してました。
この辺りも感情移入しにくかった所だと思います。
(何故かCANも使われていました。)

原作との印象の違いで言えば、映画の方が
主人公(ワタナベ君)の存在感が希薄になっていて
男の子から見た女の子の映画になっていたような
気がします。