2010年3月4日木曜日

映画「フローズンリバー」


以前から話題になっていた映画。低予算かつ初監督作でありながら、
2008年のサンダンス映画祭グランプリを皮切りに、数々の賞を取り、
アカデミー賞(主演女優 脚本)のノミネートも受けているようです。
昨日の休みに見に行きました。

監督・脚本 コートニーハント

キャスト メリッサ・レオ、ミスティ・アップハム、
      チャーリー・マクダーモット他

物語 

新居購入のために貯めていた大金をギャンブル依存症の夫に
持ち逃げされ、2人の子供を抱えて途方に暮れている白人女性レイ。

片や、愛する夫に先立たれ、義理の母に奪われた赤ん坊を
いつの日か引き取ることを夢見ながら生きるモホーク族のライラ。

ふとしたきっかけで知り合った2人は、それぞれの切羽つまった
“ギリギリ”の状況を切り抜けるために、はからずも共犯関係に
手を染めていく。彼女たちが一緒に始めた仕事とは、
真冬の氷点下の寒さで表面が凍ったセントローレンス川を
車で渡り、カナダとの国境を越え、
不法移民をアメリカへ密入国させるというもの。
稼ぎは最高にいいが、先住民保留地の外で警察に見つかれば
即刑務所入りの“危ないアルバイト”だ。
人種も生活環境も異なるレイとライラは、初めのうちは
いがみ合いながらも、しだいに互いへの警戒心を解き、
少しずつ信頼関係を築きはじめていく。
だが、一方で現実世界は甘くなく、2人の先には数々の困難や
トラブルが待ち受ける

以上 「フローズンリバー」ホームページから


基本的な物語構造は良く在りがちな物ですが、
アメリカの先住民族と白人種との距離感や
国境の問題等初めて聞く話があり、興味を引きました。
又、映画としてもものすごく引き付けられる物がありました。


登場人物の切羽詰まった生活(生活臭漂う描写)と
厳しい冬・何が起こるか分からない様な運び屋家業の
シビアな描写の相乗効果で、ずーっと緊張感が続くのとその中に
家族・子供に対する愛情を感じさせる暖かなシーンが時折顔を
のぞかせているところです。


賞は多数取っているようですが、全く派手なところがない映画ですが。
(知っている俳優がいない。派手なアクションがない。
綺麗な景色が出てこない。)
僕個人的には 大好きな映画で多くの人に見て欲しいと思いました。



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